3年近く前にスチレンフォームで削り出しノーズコーンを作ったが、今回いろいろ試そうとしたときに前回の作り方では削りすぎなどの失敗も多かった。
そこで、成功率を上げつつ、簡単に試行錯誤できる方法を考えた。
まず、素材の固定方法。
前回はドリルで10㎜アルミパイプを通す穴をあけてから両面テープを巻いたパイプを押し込む形だったが、穴あけと固定を同時に行えるシャフトを作った。
16㎜のステンレスパイプを適当な長さに切り、切り口の片方を斜めに削って刃にする。
そこに六角形のアルミ棒を突き刺す。太さが合わないのでマスキングテープを貼って太さを合わせる。
心棒は10㎜のアルミパイプでもよいだろう。
ドリルを回転させながら押し込むと60㎜位でいい塩梅の摩擦で固定される。
もう一つの工夫は、ボディチューブとの嵌め合わせ部の太さの調整。
削ってはノギスで測りを繰り返していてはついつい削ってしまったりでたくさんの失敗作を作っていた。
そこで、嵌め合わせ部だけでも治具を作って大まかに太さを合わせることができると、失敗率が大きく下がった。
嵌め合わせ部の直径が決まれば長さとカーブにだけ気を付けながら削ればよい。
オジーブ型のゲージを作っておいてもよいだろう。
力づくで抜けば出来上がり。
私は穴の部分をピンセットでほじくって高度計を入れる穴とした。
ついつい何個も作りたくなるほど楽しい作業になるのだ。