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種コン用ピストンランチャーのテスト

昨年より挑戦している種コンだが、今年は2種目で合格することができた。滞空・定点着地と高度競技の2種目である。

書類審査においては下記5項目で審査されるという。
・アイデアが独創的であるか
・設計が妥当であるか(試射の結果)
・安全に配慮した設計であるか(墜落や紛失の対策)
・技術的に高度なことにチャレンジしているか
・設計・製作・動作試験について、大会までに無理なく完成できるスケジュールで
あるか

安全に打ち上げることができそうだということ以外に独創的で技術的なチャレンジが問われるということだ。

 昨年は軽量化・低抵抗化の工夫についてアピールし、それなりに評価していただいての合格と考えていたが、今年も同じというわけにもいくまい。と、言うわけで、今年のチャレンジはピストンランチャーの開発を目玉として設計計画書を作成、提出して合格することができた。

さて、そのピストンランチャーであるが・・・

設計計画書提出時点ではB形エンジンを用いたテストで通常発射で159.8mがピストンランチャーを用いて164.7mと誤差の範囲でしか向上していなかった。

そこで構造やボア・ストロークを見直して改造したものをテストした。

結果は約190mと、やっと15パーセントほどの記録向上が見られた。

但し、打ち上げ後にシリンダーとなる紙エポキシパイプが破裂しており、十分な性能を発揮したとは言えない結果である。原因は紙エポキシを硬化させるときに温度管理を失敗し、使用前から炭化が進んでいたことが大きいと思われる。

同サイズのボア・ストロークで再度実験せねばなるまい。

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