ペーパークラフトである程度納得のいくノーズコーンを作ることができたので、もう一つ、削り出しで作ってみることにする。
モデルロケットの世界では、よくバルサ製のノーズコーンが使われるようだが、今回は屋内フリーフライトグライダーで使われる「スタイロエース2」という製品を使ってみた。
これはホームセンターでよく見かけるスタイロフォームよりも泡のキメが細かく、表面が滑らかに仕上がるのが好都合である。また、比重が0.03という軽さである。バルサの比重は相当軽いものでも0.1くらいであることを考えれば、驚異的ですらある。
1 直方体に切り出す
2 軸を通す穴を開ける。真ん中に、垂直に開ける必要があるが、今回は厚さ30mmの材料から最大直径26mmを切り出すので、さほど神経質にならなくても良い。
3 丈夫な刃物で大まかな外形の切り込みを入れる。根元は深くしすぎないように。先端は尖らせることを考えて大胆に。
4 切り込みを目安にしながらカッターで削りだし。カッターで切った分は粉塵として舞い散らずに済む。
5 荒い紙やすりなどで形を整える。ある程度形ができたら細かいから都議ペーパーなどで滑らかにする。
1.17g。思ったより軽くできた。
とはいえ、ノーズコーンに限っていえば、さほど軽く作るメリットは大きくない。
重心との関係で場合によってはノーズコーンに錘を仕込む場合もあるくらいだ。
ノーズコーンを軽くしたら、それを生かす設計をしなっくてはならない。
ピンバック:発泡素材のノーズコーンを作る(改) – ブリコラージュ工房 シュレディンガーの猫