大型モデルロケットのノーズコーンもカーボンで作ってみることにする。
カーボンといってもファブリックに液体のエポキシをしみこませて固めるウエットカーボンとあらかじめ樹脂をしみこませたプリプレグを加熱して固めるドライカーボンがあるが、今回は後者を選択。
メリットは手を汚さずじっくり作業ができることだ。
ドライカーボンにせよ、ウエットカーボンにせよ、まずは型が必要だ。
今回は合板をCNCで切り抜いてアルミパイプと六角棒を芯にして積み重ね、エポキシで固めて型とした。
プリプレグを扇形の型に合わせて切り抜いて方に巻き付ける。
問題はどうやって型に密着させるか。
今回は輪ゴムで締め付けてみた。
この後、プリプレグに癖がついたところで輪ゴムを外し、リリースフィルムで包んでからフラッシュブレーカーフィルムで巻き付けた。
あとは120度以上30分くらい焼いて固める。
固まったのがこれ。
これを紙やすりで削って均して・・・
エポキシを塗りつけて仕上げたのがこれ。
ずいぶん削ったり均したりを繰り返してしまったが、何とか納得のノーズコーンに仕上がった。