またやってしまった。種コンでもまた失格。
下が回収した後のようす。
トランジョン・インナーチューブ・フィンのブロックがそれ以上の部分と分離してしまったことが直接の理由。
いわゆる「機体分離による危険飛行」ってこと。
細かく見ると、このパーツの中央部で輪ゴムを取り付け、そこに釣り用のスナップ(一番小さいやつ)を介してショックコードに接続していた。
で、この輪ゴムが切れたのが機体分離の原因。じゃ、なぜこれが切れたのか。テストでは十分な強度があったはずなのだが。考えられるのは水糸が絡んでいたこと。70㎝程の糸の長さでパーツの強度の耐えられるショックに弱めてくれるはずだったのが、これが10㎝20㎝程の長さならば輪ゴムを引きちぎる力になっただろう。
解決策としては、ショックコードが絡まないような格納方法を考えること。あるいはゴムひもに戻すことも考えなくてはならないだろう。
そしてもう一つ、失格ポイントがある。写真を見てもわかるが、ストリーマーが10㎝程にちぎれてしまっている。これじゃ「安全な飛翔」とはいえないだろう。
で、その原因。写真でもわかるようにボディチューブに向けたバックファイアからストリーマーを守るための隔壁が熱で変形している。本番前の放出テストではこの付近にゴムを設置していたのでそのゴムによって変形したものと考えたのだが、それだけでなく、熱とガスの圧力だけで変形し、ストリーマーを焼き切ってしまったということだ。
一回のテストで失敗し、自分なりの対策をしても、それだけでは不十分だったということだ。
対策の効果をしっかりと確認するためのテストを繰り返さなかったのが失敗の原因と考え、来年度に備えたい。
そして、もう一つ。
最も大きな失敗・・・実は高度計のスイッチを入れ忘れていた。
回収された高度計で電源オンできなかったのだが、そもそも高度計を「Lounch」モードにセットした覚えがない。結果として失格でも、
高度記録が非公式にでも得られていれば貴重なデータとなったはず。これは忘れないようにしたい。