まさかの・・・というかやっぱりというか。
はい今回も2種目DQという結果でした。
滞空時間競技
不安定な上昇姿勢が「危険飛行」とみなされすぐにDQ判定。
しかし、想定高度の半分ほどまで上がったところで風に流されおまけに上昇気流にも恵まれ(?)全く降りてこない。風下側の建屋の上を越えて立ち入り(大会参加者にとって)に消えていきました。
DQ判定もつらいが、機体が回収できなければ危険飛行の原因究明もできない。
テスト打ち上げでは十分美しい上昇を見せた機体が失敗に終わった原因を想像するに、
1 取り付け強度不足によりフィンがちぎれた
2 取り付け部ボディチューブの強度不足による変形
3 フィンそのものの強度不足による変形
が考えられる。それぞれの可能性を踏まえて今後実験を重ねなくてはなるまい。そのうえで指定サークル内に着地させるパラシュート容積とランチ方向の設定の技術の獲得が必要となる。
高度競技
実は機体検査でハプニングがあって、以前認められていたノーズコーン先端を細長く伸ばす形でとがらせるのが、今回「先端とがらせるのは万一人がいるところに落下したら危険なのでダメ」となった。
「そんなんどこにも書いてないじゃん」と内心思ったが、モデルロケットの安全な打ち上げ文化を育てるという意味では納得せざるを得ないと思い、予備フィンを細く切ったものをフィン後端を細長く伸ばす形態に接着し、現場で変更した。
脳内OpenRocketの計算では安定度がプラスになることはあってもマイナスに働くことはないとの判断だった。現に終了後、改変した機体でシミュレートしても安定度はわずかに向上した。
しかし、これまた恥ずかしいことに飛行姿勢の不安定による「危険飛行」。
十分に実験を重ねたはずのこの機体でこの結果は本当に謎。
考えられるのはボディチューブ下端、フィン取り付け部分の強度不足かフィン自体の強度不足。
しかし、これらは事前実験時には現れなかった現象。今後の実験で解明していくしかない。
というわけで、42回大会に向けて強度確保を課題としてテストを重ねたい