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モデルロケット教室実施のための講習会

 日本モデルロケット協会でも指導講師ライセンスを発行しているが、こちらはロケット工学と火薬取締法関連の内容がメインのようだ。

 今回受講したのはモデルロケット教室で年間1万本以上打ち上げている植松電機が主催しているUEパートナーズ制度を利用するための「UEマイスターズ講習」。もちろん、日本モデルロケット協会の講師ライセンス程度の知識技能は前提とされている。

 そのうえで、「いかに子供の知的好奇心を引き出すか」に加え、「限られた場所と時間の中で多くの子供に成功体験を味わわせる」ことを狙って、モデルロケット教室の実施のノウハウを共有し、全国に広めたいと創められたものだ。実際、当日の参加者のメンバーを見ても北海道からの参加者は半分以下、本州や九州からの参加者が多かった。

 まずは、植松電機が考えるモデルロケット教室の理念や願いの説明。

そして、子供たちに「考えながら作る」体験をさせつつ、いかに安全確実なモデルロケットを組み立てさせるかという講習。

私からするとロケット下端に重量物が大きく不格好だが、以前同社が使っていた25㎜径のものでは飛びすぎるので新型を作ったとのこと。40m以上飛ばないように(狭い都会のロケット教室実施場所でも打ち上げられるように)と設計されたものだ。「高度を抑えるためならボディチューブを太くすればもっとかっこよくなったのに」と言ったら、ノーズコーンとボディチューブの在庫があったので・・・」とのことだった。モデルロケット教室の実施に当たって第一のハードルになるのがコストなので、これは正しい選択だったのだろう。

このオリジナルモデルロケットキットを作っているのは植松電機が経営する就労継続支援A型事業所「UniZone」。このキットを設計したのが高卒文系の女子社員というところにも、この会社の姿勢が表れているらしい。

 そして、限られた敷地で打ち上げを行うシミュレーション。目から鱗だったのが、いかに安全な場所に着地させるか・・・これが発射地点に戻すことではないということ。発射した後正常にパラシュートが開いたとして着地する地点以外にも、パラシュートが開かなかったとき、パラシュートが取れてしまったときなどを想定した発射地点と発射角度を設定しなくてはならないということだ。写真は自分がいたグループのものだが、その後社長から見事にダメだしされてしまった。

 それが終わったら実際の打ち上げ。20人を4グループに分けて、それぞれが40m四方の中に着地させることを目指して打ち上げる。多くの子供のロケットを想定し、次々と手際よく、そして何より安全に。

 そして、初めてでもない打ち上げにやはりキャッキャはしゃいでしまう自分たち。キャッチできたら周りから歓声が上がったり。こんな体験を通して「少しでも多くの子供にこの感動を伝えたい」という気持ちを新たにした打ち上げだった。

普段、ロケットを高く飛ばすことしか考えていなかった自分にとっては学ぶことの多かった講習会であった。

2件のコメント

  1. 宇宙館ロケットクラブ

    いつも、勉強になっております。何の知識もない私が、貴殿のページにたどり着いてロケット製作の方向が見えてきました。手作りロケットの打ち上げが楽しくて始めた活動ですが、壁にぶつかった時、読み返しては製作、工夫が出来るのも、貴殿のおかげです。ありがとうございます。寒さ増しますこの季節、ご自愛ください。種子島でお目にかかれる事を楽しみにしております。

    • admin

      拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
      愛好家の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

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