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モデルロケットのボディチューブに求められる強度

さて、ドライカーボンでボディチューブを作れるようになったところで、どのくらいの厚さで作るかが問題になる。

過去に取り組んできた植松電機のスペースプローブコンテスト用の機体や日本モデルロケット協会の全国大会の機体などはとりあえず作って飛ばして確かめればよかったが、大型ロケットとなるとそうはいかない。

何しろ、G型モーターをアマゾンで買うこともできないし、500m打ち上げられる場所も著しく限られる上に飛行許可を得るために多くの交渉が必要になる。

だからこそ、日本モデルロケット協会の打ち上げイベントに参加するありがたみがあるのだが。

 

そんな訳で必要な強度の見当だけでもつけられられればと思って検索して引っかかったのがこれ。

http://www.jaxa-rocket-contest.jp/common/document/rocket_safety2019.pdf

種子島ロケットコンテストの安全審査基準。

これによると機体重量の2倍に最大加速度を掛けた数値に耐えられれば審査に通るらしい。

なるほど、機体重量に加速度を掛けたものが最低限必要な強度で、余裕をもってその2倍の強度を求めているということか。

この式に当てはめると今回の機体は20㎏強の強度があればよいようだ。

体重計にパイプを立てて上から体重をかけてみると、20㎏のさらに倍の40㎏を掛けても何の不安もない。

今回の200g/m2のプリプレグ1重巻きは直径方向に潰してみると結構簡単に変形するが、機体の進行方向に力を掛ける分には十分以上の強度があることが分かった。

安心してこのパイプを使うことができそうだ。

 

 

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