グラス張りフィンの作り方は過去にも紹介してきたが、今回動画にとってみた。
用意するものは
・バルサ(外形を所定の形に切り抜いたもの)
・マイクログラス(高度競技用なら極力薄いものを選ぶ。ラジコン飛行機材料店などで買える)
・エポキシ樹脂(手芸用等で売られているものか、硬化速度が遅いエポキシ接着剤)
付随して 精密な秤、紙コップ、攪拌棒等
・固定用型枠(硬)(今回は6㎜MDF板)
・固定用型枠(柔)(平面ではないフィンの厚みに密着できる 今回はダイソーの6㎜スチレンボード)
・絶縁材(フィンの表面の平滑化と型枠への接着防止 今回はクッキングシート)
・クランプ(大小合わせて均一に圧迫できる数)
まずはバルサフィンの成型。
周囲をナイフエッジ化する。両面から圧力をかけてグラスを密着させるときに周囲に段差があると気持ちが悪い。2枚一組で成型しているのは厚みを残したい基部を削らずに済むからだ。
今回は6機分作っているが、動画でもわかるように作る過程で失敗してクシャってなってしまうこともあるので多めに用意している。また、競技用機体のフィンは消耗品なのでまとめて作っておいて損はないのだ。結果的に使わずに済めば遠征先で出会った若い人たちに無理やり押し付けて会話のきっかけにもなるし。
エポキシでマイクログラスを張り付ける。模型飛行機界隈ではバギングというらしい。
今回の樹脂はEPOLAN2031というものを使っている。動画内では主剤10g+硬化剤3gで使っているが、2.8g以上あればよいらしい。コップに残ったエポキシの量を考えると主剤5g+硬化剤でもよさそうだが、余裕をもって準備するに越したことはない。
模型飛行機の世界ではバギングするときに真空引きなどで密着させるのだが、フィンの周辺に段差がないので柔らかめの発泡材料(ダイソースチレン6mm)で押し付けることできれいに密着することができている。
これを硬化させるのだが、私は布団乾燥機を使っている。60~70度の温風を安定して噴き出してくれるので、これを段ボールなどで囲んでオートクレーブとする。こたつを使う地域ならそれもよいだろう。
十分に硬化したら脱型と成型。赤いダイソースチレンの裏側がきれいにフィンの形にくぼんでいるのを見ると、実に良い仕事をしてくれたのが分かる。
切り抜くときにはとにかくバルサの外形に食い込まないこと。設計フィン容積を下回ると安定した飛行ができない。逆にフィン容積に不安があるなら、ちょっと余白を残して切り抜くこともできる。