以前、CNCを使ってダイソースチレンをスライスしたが、これが結構面倒臭い。
CNCを本来の使い方で使った後、再びスチレンスライス用にセッティングするのが面倒なのだ。
で、よく行われている手動スライスの環境を整えた。
まず、一番大切な熱線。これは以前やまめ工房の石井氏が紹介していたインコネル線を入手した。少しでも細いものをと思っていたら0.1㎜のものが手に入った。ニデコという会社が通販してくれたが、購入時に使用目的を聞かれたが、特定の海外に流れると差し障りがあるのかもしれない。
ダイソーの20㎝スチール定規は厚み設定用だ。
たまたま2㎜スチレンボードを半分にスライスするにはちょうど良い高さのようだ。
写真のトランスはどのくらいの電圧でどのくらいの幅まで切れるかをテストするために使った仮の電源。
10センチ強くらいまでは16Vで切れることが分かったので30V強まで使える電源装置を購入。
スチレンボードが歪んでは平面に切れないので、ダイソーMDFを20㎝幅に切って裏から支えるようにする。
このMDFに5㎜両面テープで仮止めしていざ、スライス。
20㎝幅だと、今回の電源装置の最大電圧でちょうどよかった感じ。電流にはずいぶん余裕がある。
スライスすると反ってしまうのはあいかわらずだ。
まあ、これは使用場面に応じて矯正しながら使うしかあるまい。
あと、手でカットすると速度ムラによる縞模様みたいなものが出がちだが、ダイソースチレンだと心配するほど大きくはない。
CNCでも多少は出るので大した違いではない感じ。
おまけでダイソーの発泡スチロールのレンガをスライスしてみたが、これはあからさまに縞が出る。
動かし方の問題より、電源品質の問題か?
いずれ電解コンデンサでもかましてみよう。